Column.33
愛知多の種『阿久比PA(下り)「大地の種」』『大府PA(上り)「華の種」』
ウッディーでモダンな建物が印象的な両PAを手掛けたのは、東京の新国立競技場の設計も手掛けた建築家の隈研吾氏。レストランとお土産物売り場は、三重県菰野町の複合温泉リゾート施設「アクアイグニス」が運営。わざわざ立ち寄りたい知多半島のおいしいPAの魅力に迫ります♪
着地型観光のきっかけの場を提供する知多半島道路のパーキングエリアブランドが「愛知多の種」。その第一弾が『阿久比PA(下り)「大地の種」』『大府PA(上り)「華の種」』のリニューアルオープンです。
ウッディーでモダンな建物が印象的な両PAを手掛けたのは、東京の新国立競技場の設計や新生「御園座」も手掛けた建築家の隈研吾氏。自身も「日本的なモチーフを活かしたシンプルなデザインです。“おおらかな木のひさし”がコンセプトになっていて、アカマツの持つ色味の温もり、節の力強さでのびやかな生命力を表現したいと思いました」と満足げ。柔らかな陽の光が差し込んできて、とっても明るい空間になっています。
レストランとお土産物売り場は、三重県菰野町の複合温泉リゾート施設「アクアイグニス」が運営。その人気ぶりは…ここで書くまでもないですよね。
「アクアイグニス」同様、ここでも日本を代表する3シェフ、パティシエの辻口博啓氏・イタリアンの奥田政行氏・日本料理の笠原将弘氏が手がけるレストランが展開されます。メニューはもちろん知多半島の食材を使用したもの、…例えば奥田政行氏のピッツェリアでは、知多半島のしらすをふんだんに使ったピザが、笠原将弘氏の店では知多和牛のしぐれ煮のおにぎりが食べられるなど、オリジナルメニューに力をいれています。
◆華の種(大府PA)
知多半島道路上りの最終地点、大高ICのすぐ手前にある大府PA。
有名パティシエ・辻口博啓氏のベーカリー「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」では、知多産の小麦をはじめ国産小麦を使用。店内で焼き上げるパンは、デニッシュ系がとくに美味…!テイクアウトはもちろん、店内のイートインスペースでその場でいただくこともできます。
◆大地の種(阿久比PA)
「笠庵」賛否両論は予約のとれない高級和食店ですが、ここなら200円〜で笠原将弘氏のメニューが食べられてリーズナブル。「笠庵のおにぎりは“にぎらない”おにぎり。たっぷりの具を阿久比産の美味しい米でふわっと包むようなイメージです」。
<イチオシ土産>やまや×辻口博啓 「たまねぎのラズベリー漬け」
大きな玉ねぎを、まるごとラズベリービネガーに漬けた一品。生でも食べられる知多半島産の新玉ねぎの甘みにやさしいラズベリーの酸味を加えた爽やかな風味のお漬物です。
松華堂菓子舗 × 辻口博啓「松かげ ヘーゼルナッツ味」
カリッとした歯ごたえの素朴なお菓子「松かげ」にヘーゼルナッツを加えて、コクのあるナッツの滑らかさと芳香をプラス。和と洋が融合した新感覚のお菓子です。
これまでは知多半島道路はトイレ休憩する場所だったけれど、リニューアル後は素敵に大変身!話題の店もいっぱいで、わざわざ立ち寄る価値ありです。新しい知多半島の思い出をここで加えてみませんか。