【完全版】ジブリパークの楽しみ方ガイド ~全貌が明らかに!見どころ紹介~ | 【公式】愛知県の観光サイトAichi Now

ジブリパークの全貌が明らかに!見どころ紹介

Column.64

【完全版】ジブリパークの楽しみ方ガイド ~全貌が明らかに!見どころ紹介~

スタジオジブリの世界観を表現した「ジブリパーク」!気になる内部の様子をレポートします!

ジブリパークについて

森と相談しながらつくっているスタジオジブリの世界を表現した公園です。
森や道をそのままに、自分の足で歩いて、風を感じながら、秘密を発見する場所です。
5つのエリアから構成され、2022年11月1日に「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアが開園、2023年11月1日には「もののけの里」が開園、2024年3月16日には「魔女の谷」が開園しました。

ジブリパークには専用駐車場はありません。愛・地球博記念公園には駐車場がありますが、満車になる可能性があります。
そのため、リニモに乗って来園することをオススメします。
「名古屋」駅から地下鉄東山線に乗り、終点の「藤が丘」駅でリニモに乗り換え「愛・地球博記念公園」駅下車すぐです!
他にも名古屋駅やセントレアからジブリパーク行きのバスが出ているのでこちらを利用しても良いですね。

 
青春の丘

劇中に出てくるような風景が特徴の「青春の丘」。夢に向かって奮闘する、月島雫と天沢聖司ら中学生の青春を描いた『耳をすませば』のストーリーを踏まえ、宮崎吾朗監督が「青春の丘」と名付けました。

見どころその1「エレベーター塔」

「愛・地球博記念公園」駅を降りて歩いていくと、最初に現れるのが「エレベーター塔」。来園者をジブリ作品の世界へと導きます。
こちらは既存のエレベーター施設を改装し、『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』に代表される19世紀末の空想科学的な世界観をもとにデザインされました。
ジブリパークのチケットを持っていなくても誰でも利用することができます。

 
見どころその2「地球屋」

エレベーター塔から下に降り、少し歩いた先に現れるのが、『耳をすませば』で主人公・月島雫が猫のムーンに導かれ偶然たどり着いた、アンティークショップ「地球屋」です。
2階から中に入るとアンティークの家具や人形、木馬などが置かれています。
劇中に登場する、猫の人形「バロン」やエルフの王女とドワーフの王が姿を見せるからくり時計もあり、まるで映画の世界に入り込んだような気分になります。

1階に降りると、天沢聖司が見習いとしてバイオリン製作を学んでいた工房があります。作りかけのバイオリンや道具、床には木くずが散らばり、さっきまで天沢聖司がいたような演出がされています。木の香りに包まれる工房、ファンにはたまらない空間です。
ちなみに2階の入口付近には天沢聖司が乗っていた自転車が見られることも。上にかけられている黄色い上着は実際に羽織ることができるそうです…!

 
見どころその3「ロータリー広場」

地球屋の目の前には『耳をすませば』の劇中と同じように「ロータリー広場」があり、ロータリーの真ん中には高さ約13mのヒマラヤスギがそびえ立っています。ロータリー広場の周りには、劇中の世界に合わせ、ベンチのあるバス停、公衆電話ボックス、郵便ポスト、掲示板があります。
郵便ポストは実際に投函することができるので、地球屋内で販売されているはがきや切手を購入して、記念にお手紙を出してみてくださいね。
公衆電話は実際に電話をかけることはできませんが、受話器を耳に当てると、何かが聞こえてきます…。何が聞こえるのかは実際に試してみてください。

 
見どころその4「猫の事務所」

ロータリー広場には『猫の恩返し』に登場する「猫の事務所」があります。猫サイズで建てられた木造平屋の建物なので家の中まですべてミニチュアサイズです。窓から中を覗き込むと、映画に登場するバロンとムタが部屋の中でくつろいでいます。何を話しているのか気になりますね。
建物は本物の建造物と同じように、建物の基礎から木材を組んで仕上げるという工程で造られたそうです。

 
ジブリの大倉庫

青春の丘から徒歩約5分のところにある、ジブリパーク第1期開園のメインエリア「ジブリの大倉庫」は、まさにジブリの大博覧会のような場所です。映像展示室をはじめ、3つの企画展示、ショップやカフェなど、“ジブリ”がぎゅっと詰め込まれています。

まず一番に目を引くのは1階と2階を結ぶ色鮮やかなタイル装飾の中央階段と、その上を飛ぶ『天空の城ラピュタ』のオープニングに登場する「空飛ぶ巨大な船」。
中央階段からはカラフルな建物が至るところに見えるので、どこから行こうか、この先に何があるのか、ワクワクが止まりません。
タイルは常滑や瀬戸で作られたものを使ったのだそう。
ちなみにタイル装飾には「マックロクロスケ」などジブリ作品のキャラクターが隠れているのですが、AichiNowスタッフは知らずに通過してしまいました…皆さんはぜひ探してみてくださいね。

 
見どころその1「映像展示室オリヲン座」

席数約170の映像展示室です。「三鷹の森ジブリ美術館」だけで上映されているスタジオジブリ制作の短編アニメーション全10作品を順次上映する予定です。
開園時の上映作品は『くじらとり』です。

 
見どころその2「3つの企画展示」

ジブリ作品の登場人物になりきり、名場面の中に入り込める「ジブリのなりきり名場面展」や、ジブリ作品の食べ物がどのように美味しそうに描かれているかをひも解く展示「「食べるを描く。」増補改訂版」、世界中から集めたジブリ作品のポスター、映像・音楽、書籍などを一堂に展示する「ジブリがいっぱい展」といった3つの企画展示が楽しめます。

中でもスタッフのお気に入りは「ジブリのなりきり名場面展」。『千と千尋の神隠し』や『天空の城ラピュタ』、『平成狸合戦ぽんぽこ』などのジブリファンにはたまらない憧れのシーンが揃っていて、テンションが上がること間違いなしです。映画を見直してからまた来たくなるような企画展示でした。

 
見どころその3「大倉庫内の様々な展示」

▼天空の庭
『天空の城ラピュタ』に登場する廃墟となった庭園で、高さ約4mのロボット兵が主の帰りをじっと待っています。つたと苔に覆われた壁には古き紋章も。写真を撮るとまるでイラストで描かれたように見える空間でした。

 
▼にせの館長室
ジブリの大倉庫の「にせ館長」である『千と千尋の神隠し』の湯婆婆が、来場者に目もくれず仕事に没頭している姿を見ることができます。

「ジブリのなりきり名場面展」の他にもジブリ作品の世界に入り込めるような展示が。

▼床下の家と小人の庭
『借りぐらしのアリエッティ』に登場する小人たちから見た世界が広がっています。巨大な植物や食器、雑貨に囲まれ、小人になった気分で見て回れます。

 
▼哲学研究会部室
『コクリコ坂から』に登場する「カルチェラタン」の一角にある「哲学研究会」の部室です。学生たちの熱量を感じさせる様々な書物や雑貨が所狭しと置かれていて、中にある椅子に座って写真を撮ることもできます。

 
▼ネコバスルーム、子どもの街
「ネコバスルーム」は『となりのトトロ』の世界観を表現した子どもたちの遊び場です。ジブリパークのために特別にデザインされた「ネコバス」をはじめ、子どもサイズの「サツキとメイの家」や、大きな木の中で眠っている「トトロ」に出会えます。
ネコバスルームの隣にある「子どもの街」はスタジオジブリがある東京・小金井市周辺のちょっと昔の街並みや乗り物などをモチーフにしており、小学生以下の子ども(とその同伴者)だけが入ることができます。

 
▼南街(みなみまち)
子どもが主役のネコバスルームや子どもの街に対して、大人が懐かしい気持ちになれる、レトロな商店街もあります。提灯や貼り紙の演出が細かく思わずクスっと笑ってしまいます。書籍を取り扱う「熱風書店」や、模型を集めた「大空模型」、「駄菓子 猫かぶり姫」が並び、実際に商品を買うことができます。

 
▼公開倉庫
三鷹の森ジブリ美術館の企画展示や、国内外の展覧会で展示した制作物・造形物を保管している倉庫の一部を見ることができます。

 
見どころその4「ショップ・カフェ」

ジブリ作品に関するグッズに加え、ジブリパークのオリジナル商品を買うことができるショップ「冒険飛行団」や、長距離飛行パイロットが操縦しながら片手でとる食事をイメージしたメニューが並ぶ「カフェ 大陸横断飛行」、『風立ちぬ』にも登場するお菓子「シベリア」が食べられる「ミルクスタンド シベリ・あん」があります。

 
どんどこ森

ジブリの大倉庫から徒歩20分ほどのところにある「どんどこ森」。
「サツキとメイの家」を中心に『となりのトトロ』の世界観をイメージしたエリアです。「どんどこ」とは劇中で、サツキやメイ、トトロが蒔いた種の発芽を願って踊る「どんどこ踊り」に由来しています。
ジブリパークの「森や道をそのままに、自分の足で歩いて、風を感じながら秘密を発見する」というテーマの通り、実際に森や道を歩いて向かいます。

広い園内で、ジブリの忘れ物を探しながらお散歩がてら移動するのも楽しみの一つですが、ちょっと歩き疲れたら、無料園内バス(東ルート)に乗ることをオススメします。
1時間に平日は2本、土日祝日は3本出ています。バスが通る道には数か所バス停があるため、近いバス停からご乗車ください。

 
見どころその1「どんどこ処」

どんどこ森の入口に位置する休憩所です。ほっと一息つける飲料品や飴、ほかにもトトロが持っているような葉っぱをイメージした傘や、手ぬぐいなど、季節に合わせた商品が並んでいます。愛・地球博記念公園を訪れた方はどなたでも立ち寄れるのも嬉しいポイント。

 
見どころその2「サツキとメイの家」

『となりのトトロ』の主人公の家族が暮らす民家です。2005年に開かれた愛・地球博(愛知万博)のパビリオンとして建てられ、ジブリパークでも引き続き公開しています。ジブリパークを愛知県で開園するきっかけともいえる家。まだ見たことがない人はこの機会に覗いてみてくださいね。

 
見どころその3「どんどこ号」

どんどこ森の山頂と麓をつなぐスロープカーです。ベビーカーや車いすをご利用の方、お体の不自由な方に優先してご乗車いただきます(※遊戯施設ではありません)。
自分の足で登っても15分程度なので、木々の香りや風を感じながらぜひ歩いてみてくださいね。

 
見どころその4「どんどこ堂」

山を登っていくと、見覚えのある形をした高さ約5mの木製遊具が来場者を出迎えます。遊具の中に入れるのは小学生以下の子どもたち。そんな設定も思わずほっこりとしますね。

 
見どころその5「どんどこ売店」

どんどこ森の山頂にある小さな売店です。キーホルダーなど、どんどこ森オリジナルのお土産が購入できます。

山には散策路が整備され、どんどこ堂を訪れる前後でエリア内に広がる豊かな自然を体感できます。散歩をしながら『となりのトトロ』の世界観を感じてみてくださいね。

 
もののけの里

ジブリの大倉庫から徒歩7分ほどのところにある「もののけの里」は、2023年11月に開園した新エリアです。
『もののけ姫』に出てくる「エミシの村」と「タタラ場」をもとに、里山的風景をイメージしたエリアは、愛・地球博記念公園で里山づくりに取り組む「あいちサトラボ」の区域に隣接され、美しい景観が一体となっています。

 
見どころその1「タタラ場」

「タタラ場」は『もののけ姫』に登場する建物をモチーフにした体験学習施設です。ここでは愛知県をはじめ中部地方山間部の郷土料理である「五平餅」の炭火焼体験ができます。くるみみそ、しょうゆ、ナポリタンからお好みの特製タレを選び、七輪でこんがりと焼きましょう。焼きたて熱々の五平餅はとっても美味しいですよ。

もののけの里

  • もののけの里
  • もののけの里
  • もののけの里

 
見どころその2「タタリ神(オブジェ)と乙事主(滑り台)」

タタラ場の正面には『もののけ姫』に登場するキャラクター「タタリ神」をイメージしたオブジェと、「乙事主」をイメージした滑り台が並んでいます。カラフルなタイルで彩られたタタリ神のオブジェは大迫力!タイルと玉石で白い毛並みが表現された乙事主の滑り台は、小学生(12歳以下)のお子様を利用対象としています。

  • もののけの里
  • もののけの里

 
見どころその3「もののけの里 休憩処」

2005年の愛・地球博の頃に「サツキとメイの家」の隣に建てられた管理棟を移築し、エリアのイメージに合わせて石置屋根仕様となった休憩処です。タタリ神や乙事主のマスコットや、もののけの里干し肉(ジャーキー)など、もののけの里オリジナルのお土産が購入できますよ。

  • もののけの里
  • もののけの里
  • もののけの里

もののけの里には他にも、エミシの村にある「物見やぐら」が建てられている他、実際に炭を焼くことができる炭焼き小屋などの見所があります。美しい里山の風景を楽しみながら、エリアを周ってみてくださいね。

 
魔女の谷

5つのエリアの中で一番の広さを誇る「魔女の谷」は『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』など、「魔女」が登場するスタジオジブリ作品をイメージしたエリアです。
『ハウルの動く城』に登場する生き物のような形をした存在感のある城「ハウルの城」(高さ約20m)や、『魔女の宅急便』の主人公キキが魔女修行へ旅立つ前に過ごした「オキノ邸」、『アーヤと魔女』の主人公アーヤが引き取られた「魔女の家」などの建物があり、魔女たちの生活を垣間見ることができます。

 
「魔女の谷」については、より詳しい楽しみ方をコラムでご紹介する予定なのでお楽しみに♪

以上、5エリアご紹介しましたが、見どころ満載で何度も来たいと思える、そんな公園施設でした。

ここには載っていないさまざまな展示やマニアックなポイントなどがまだまだ沢山ありますよ。チケットを入手したら、五感全てで感じてきてくださいね。

※ 一般のご来園者は撮影できないエリアがございます。

ジブリパークのチケットは予約制です。
詳細は下記のチケット販売サイトをご確認ください。

© Studio Ghibli

 
特集はこちら
>>ジブリパークの最新情報 & 周辺観光スポット特集(AichiNow)
ジブリパークの見どころはこちらをチェック!

Spot Overview

ジブリパーク長久手市

国内外で多くの人に親しまれてきたスタジオジブリ作品の世界観を表現した公園施設が、2022年11月1日「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内に誕生しました。
ジブリパークは5つのエリアから構成され、2022年11月1日の第1期開園では「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」が、2023年度11月1日に「もののけの里」が、2024年3月に「魔女の谷」が第2期開園しました。
森や道をそのままに、自分の足で歩いて、スタジオジブリ作品の世界観を体感できます。

また、ジブリパーク開園に向けて、スタジオジブリが初めて手掛けた観光動画「風になって、遊ぼう。」が制作されました。「ジブリパークのある愛知」の魅力を描き出しています。


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