半田市
新美南吉の生家(にいみなんきちのせいか)
新美南吉の感性を育み、近辺が作品の舞台にもなった貴重な場所
「東の宮沢賢治」に並ぶ「西の新美南吉」とまで称される童話作家・新美南吉は、大正2年(1913年)7月30日、畳屋を営む父・渡辺多蔵、母・りゑの次男として、この家で生を受けました。
4歳で母りゑを亡くした南吉は、祖母の家に養子に出され“新美”姓となりますが、やがて再びこの家に戻り成長します。継母が入った家で、彼ひとりが“新美”姓のまま距離感を感じながら、生活は決して楽なものではなく、身体も丈夫とはいえず、しかし豊かな感性だけは抑えられるものでもなく、南吉の想像力はこの家と周囲の環境の中を駆け巡り、数々の作品に昇華されていきました。実際に、童話「狐」や小説「雀」「帰郷」などの舞台となり、喉頭結核の悪化で29歳で亡くなる2ヶ月前には、痛みをこらえながら「小さい太郎の悲しみ」など最後の作品が書かれたところでもあるのです。
後にこの家は借家となって人手に渡っていましたが、南吉生誕40周年にあたる昭和58(1983)年、半田市が購入し復元修復を行ったあと、昭和62(1987)年から一般公開されています。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒475-0961
半田市岩滑中町1-83 - 料金
- 無料
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください - 営業日・時間
- 9:00~17:00
- 駐車場
- 生家から北へ50メートルの西側(左側)消防団建物の南側です。
乗用車5台と大型バス1台
- トイレ
- 有り
- 定休日
- 年末年始
- お問い合わせ
- 0569-26-4888(新美南吉記念館)
バリアフリー情報
アクセス方法access
-
電車でのアクセス
名鉄「名古屋」駅から、名鉄「阿久比」駅で名鉄線河和線線に乗換え、名鉄「半田口」駅下車、西へ徒歩3分
-
車でのアクセス
知多半島道路「半田中央IC」より、東へ車で5分