名古屋市
四間道の町並み(しけみちのまちなみ)
防火が変えた街の風景
名古屋駅から歩いてすぐの場所に広がる円頓寺商店街。ここからほど近い堀川沿いに「四間道」と呼ばれるエリアがあります。四間道は江戸時代のはじめごろ、名古屋城の完成とともに造られた商人の町。しかし元禄13年(1700)、不幸なことにこの地は大火に見舞われました。万が一ふたたび火事が起きたとき、被害が最小限になるように――延焼を防ぐことを目的とし、四間(約7m)という広い道路に拡張した事から「四間道」という名がついたと伝えられています。
珍しい街並みには理由がある!
大火による延焼をより効果的に防ぐことに力を入れていた尾張藩は、通りの東側に石垣の上に土蔵を建てることを奨励。防火壁の機能を持たせようとしたのです。これが、現在も土蔵造りの建物が並ぶ、独特の四間道の街並みを形成しています。その他、2階に屋根神様を抱く昔ながらの家もいっぱい。そこかしこに新しい発見があるでしょう。
古くて新しい、活気あふれる街を楽しもう
昨今では、安政元年から続く菓子店など老舗に混じり、築100年以上にもなる古民家を改装したカフェがオープンするなど、この街にも新しい風が吹き始めています。古くて新しい、そんな雰囲気を存分に楽しめることでしょう。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒451-0042
名古屋市西区那古野
アクセス方法access
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電車でのアクセス
桜通線「名古屋」駅から「国際センター」駅下車。徒歩5分