飛島村
飛島村大宝排水機場保存館(とびしまむらおおたからはいすいきじょうほぞんかん)
湛水から村民の命を守った2台のポンプ
飛島村の大宝新田は、江戸時代に開拓されましたが、土地が低いため、開拓しても排水ができず、長い間湛水被害(水がたまること)に苦しんできました。そこで明治39年に大地主で貴族院議員だった大寳陣氏が私財を投じて最新鋭のドイツ製ポンプ2台を設置。飛島村の人々の命と暮らしを守った大宝排水機場を保存館として大切にしています。
日本最古の大型渦巻ポンプが見られる!
展示されている大型渦巻ポンプは、現存するポンプとしては日本最古のもの。保存館ではこの貴重なポンプを内部のインペラが見えるように外側をカットして展示しているので、どのように動いたのかかがよくわかる仕組みになっています。普段は施錠されているため、見学するには教育委員会生涯教育課まで電話にて申し込みが必要です(開館時間:9:00~17:00)。
明治建築の優れた遺構「大宝六角レンガ蔵」
大宝排水機場と同じく明治41年に大寳陣氏の建てた「大宝六角レンガ蔵」にも注目!煉瓦造り瓦葺き屋根の2階建てで、六角柱の形状がおしゃれな建物。壁の内部は補強鋼材を使わずレンガだけで組み上げ、屋根は碧南の三州瓦が使われています。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒490-1438
愛知県海部郡飛島村大宝6丁目85
- 営業日・時間
- 9:00~17:00
- 駐車場
- 無料(普通車6台)
- 定休日
- 月曜・火曜(祝日の場合は水曜日)
- お問い合わせ
- 0567-52-3351(中央公民館内生涯教育課)
バリアフリー情報
アクセス方法access
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電車でのアクセス
近鉄「名古屋」駅から、近鉄「蟹江」駅下車。タクシー15分