佐久島(さくしま)
島に点在するアートをさがし迷子も楽しい島めぐり
おだやかなビーチやさまざまな表情の海岸線。四季折々の草花にふれる山あいの散策道。
黒壁の家々が並ぶ集落の風景…。一色港から船で約25分、三河湾のほぼ真ん中にぽっかり浮かぶ佐久島には、懐かしくて温かい、でもちょっと新しい、素敵な光景が広がっています。
佐久島にはステキな見どころがいっぱいですが、島を一躍有名にしたのは、いたるところに展示されているアート作品の数々。佐久島アートを代表する作品のひとつが「おひるねハウス」。西集落の黒壁をモチーフにした黒い箱から波の音を聞き、潮風を感じながら目を閉じれば、自然と一体になれます。その対岸には、対照的に真っ白な装いの「イーストハウス」が。
他にも、アポロ11号をイメージしてつくられた佐久島の秘密基地「アポロ」や、大浦海水浴場で無数のカモメが潮風にたなびく「カモメの駐車場」など、アートをたどる島めぐりは時間を忘れて楽しめます!
海に囲まれた里の恵みと風景が静かに語りかける
もちろん、佐久島の魅力はアートだけではありません。
あまり市場に出回らない稀少なアサリを筆頭に、タコ、カキ、ナマコなどの新鮮な海の幸はもちろん、島民が丹精込めて育てた野菜も美味しく、いたるところで多彩な名物料理を堪能できちゃいます。
また、島の地層からは縄文土器の破片や弥生時代の貝塚、さまざまな様式の弥生式土器も出土しており、約50基ほどの古墳も散在するなど起源は古く、江戸時代には海運業によって栄華を極めるなど、そんな歴史の面影をたどるのもおすすめ。
大正時代に建てられ、その後多くが失われていた弘法の祠を、アートの力で完全復活させた「佐久島弘法八十八ヶ所巡り」も楽しい!
信号機がひとつもないほどのんびりとした島で、古い家並みと路地、おばあちゃんと乳母車、そんな風景に癒されながら、時間に追われることなく、人間らしい生活を取り戻す…。
佐久島は、何度も“里帰り”したくなるような不思議なチカラに満ちています。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒444-0416
西尾市一色町佐久島 - 料金
- 島内散策自由
- 駐車場
- 一色港周辺に無料駐車場(1,000台)有り
- お問い合わせ
- 0563-72-9607(西尾市 佐久島振興課)
アクセス方法access
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電車でのアクセス
名鉄「名古屋」駅から、「西尾」駅にて名鉄東部交通バス(一色線)に乗換え「一色さかな広場・佐久島行船のりば」で下車。西尾市営高速船にて「一色港」から「佐久島(東港、西港)」まで約25分。
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車でのアクセス
知多半島道路「阿久比IC」から「一色港」まで約40分。西尾市営高速船にて「佐久島(東港、西港)」まで約25分。
※ カーフェリーではないので、車で渡ることはできません