須成祭(すなりまつり)
【このイベントは終了しました。】開催日 : 2024年08月03日, 2024年08月04日
400年の歴史を持つ川祭。別名「100日祭」とも言われる
須成祭は、蟹江町北部の須成地区にある冨吉建速神社(とみよしたけはやじんじゃ)・八剱社(はちけんしゃ)両社の祭礼として行われる川祭で、8月第1土曜日に宵祭、翌日曜日に朝祭が行われます。「車楽船(だんじりぶね)の川祭」と「神葭(みよし)の神事」の2部から構成されており、7月「稚児定め」から10月「棚下し」まで約100日間にかけて、さまざまな祭事が行われることから「100日祭」とも呼ばれています。2016年12月に、「山・鉾・屋台行事」を構成する33の祭りのひとつとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
宵祭と朝祭
<宵祭>
8月第一土曜日の「宵祭」では提灯をともした巻藁船が飾橋を出発、船は、祭囃子を奏でながら天王橋まで川を上ります。蟹江川に架かる御葭橋は、そのままでは橋をくぐることができないため橋の半分(右岸側)が跳ね上がるようになっています。
祭船に飾られる提灯の数は、半円に飾られる巻藁提灯は1年の日数をあらわす365個、中心の縦に並ぶ提灯は1年の月数の12個(閏年は13個)、ほおずき提灯は1月の日数の30個が灯されるといいます。
<朝祭>
翌日の朝祭では、諾冊二尊をのせた船が、船内で祭り囃子を奏でながら川を上り、見応えがあります。梅花・桜花が飾られた祭船が稚児を乗せて、天王橋まで川を上ります。
天王橋に着くと、神社拝殿で天王囃子を奏します。以前は天王囃子が終わるころ、船では飾りの梅花・桜花の枝が折られ見物客に投げられていましたが、現在では危険回避のため先着順で配布されています。この祭事は「投げ花」と呼ばれ、この花を家に飾ると「雷除け」や「夏病除け」などの言い伝えがあります。
イベントの概要outline
- 開催日
- 【宵祭】2024年8月3日(土)
【朝祭】2024年8月4日(日) - 開催時間
- 【宵祭(1日)】20:00頃~
【朝祭(2日)】 9:10頃~ - 開催場所
- 須成神社周辺
- 所在地
- 〒497-0031
海部郡蟹江町須成門屋敷上1363(冨吉建速神社・八劔社)
- お問い合わせ
- ◎0567-95-3812(蟹江町歴史民俗資料館)
◎0567-58-1360(蟹江町観光協会) - 駐車場
- 有り
アクセス方法access
-
電車でのアクセス
◎JR関西本線「蟹江」駅下車。徒歩約10分
◎近鉄名古屋線「蟹江」駅下車。徒歩約25分 -
車でのアクセス
東名阪自動車道「蟹江IC」より約5分