安城市
本證寺(ほんしょうじ)
全国的にも珍しい遺構が残る、本證寺
本證寺は、鎌倉時代後期に慶円(きょうえん)によって創建されたと伝えられる浄土真宗大谷派の寺院です。
二重の堀(内堀・外堀)や土塁が巡ることなどから「城郭寺院」とも呼ばれています。
岡崎市の勝鬘寺、上宮寺とともに真宗三河三か寺として知られ、創建以降、三河地域の中心的な寺院として栄えてきました。
また、本堂は県指定文化財、境内地は国指定史跡となっており、国指定重要文化財の聖徳太子絵伝をはじめとする、数々の寺宝が納められています。
家康も手を焼いた、三河一向一揆の中心地
永禄6年(1563)に勃発した三河一向一揆。その時に徳川家康と対立した寺院の1つが本證寺でした。
一揆は半年続き、家康家臣団を二つに分けての闘争となります。
一揆終焉の後、本證寺の僧侶は領国追放となり、主要なお堂も破却されましたが、天正13年(1585)に禁制が解かれると本堂などの再建を果たし、江戸時代に再興を遂げ、今に続いています。
現在でも鼓楼や一部の水濠が残り、城郭伽藍としての面影を見ることができます。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒444-1165
安城市野寺町野寺26 - 料金
- 境内無料
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください - 営業日・時間
- 9:00~16:00
- トイレ
- 有り
- 定休日
- 境内無休
- お問い合わせ
- 0566-99-0221
- 駐車場
- 無料(普通車約30台)
バリアフリー情報
アクセス方法access
-
電車でのアクセス
◎名鉄西尾線「南桜井」駅から徒歩約15分
◎JR東海道線「安城」駅からタクシー約20分 -
車でのアクセス
国道23号(岡崎バイパス)「藤井IC」から約5分