豊橋市
筆の里 嵩山工房(ふでのさと すせこうぼう)
江戸時代より200年以上の伝統を誇る豊橋筆
江戸時代、豊橋は吉田藩七万石の城下町でした。その吉田藩の財政難の際に、下級武士が内職として始めたのが豊橋筆の始まりです。
豊橋は北部に山地を控え、筆を作るための材料を簡単に調達する事ができ、また、東海道五十三次の宿場町であったため、豊橋で作った筆は全国へと広がっていきました。
今日では国内生産の約四分の一、高級筆においては七割のシェアを占める、年間180万本が全国で販売されています。1976年に、伝統工芸品として指定されました。
豊橋筆は特殊な技法「練り混ぜ」を使って作られており、墨になじみやすく、滑るような書き味が特徴の筆です。多様な動物の毛の特性を知り尽くし、穂の長さや太さ、毛の硬さや弾力の違いのある毛を使い分け、混ぜ合わせることによって書道用、日本画用、工芸用など用途に合わせて何百種類以上もの筆が作られます。安定した書き味と品質の良さは、書道家など筆の専門家からも高い評価を得ています。
豊橋市の北部、嵩山(すせ)町にある工房で、厳しい認定試験に合格した「伝統工芸士」を中心に数名の職人が筆を生産しています。工房を一般公開して、見学や筆づくり体験を行っているほか、地元小学校での体験学習を通して、文化の継承にも力を注いでいます。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒441-1111
愛知県豊橋市嵩山町下角庵 1-8
- 料金
- 書道筆、画筆、専門筆、化粧筆を販売
2,000円位~
嵩山工房オリジナル・赤ちゃんの髪の毛でつくる記念筆、ペットの毛でつくるペット記念筆を販売
10,000円位~
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください - 営業日・時間
- 平日午前9時~午後3時
- 駐車場
- 5台
- トイレ
- あり
- 定休日
- 土・日・祝祭日
(ご予約の場合は営業いたします) - お問い合わせ
- 0532-88-2504(平日午前9時~午後3時)
- 筆作り体験コース(要予約)
- 太筆作り体験1500円、細筆作り体験1000円、ミニ筆作り体験500円
バリアフリー情報
アクセス方法access
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電車でのアクセス
豊橋駅より、バスにて30分
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車でのアクセス
東名高速 豊川ICより15分