名古屋市
愛知県庁(あいちけんちょう)
昭和天皇即位を記念する名建築
愛知県庁本庁舎は、昭和天皇即位の礼(御大典)を記念する事業の1つとして昭和13年(1938)に完成した歴史ある建物です。銀行建築で名を馳せた建築家・西村好時と東京・銀座の和光ビルを建築した建築家・渡辺仁が基本設計を担当と、昭和の粋がこらされています。
名古屋城をイメージした屋根
真っ先に目を引くのは、鉄筋コンクリート造の近代的な洋風の屋根に設けられた、名古屋城大天守風の意匠。テラコッタタイルと瓦屋根のマッチングが鮮やかです。こうした洋風の建物と和風の城郭を思わせる屋根という和洋折衷の建築は「帝冠様式」と呼ばれます。平成26年(2014)、国の重要文化財に指定されました。
名古屋市役所とダブルで楽しもう
写真を撮るなら、地下鉄名城線「市役所」駅を出てすぐのエリアがオススメ。このあたりからは愛知県庁だけでなく、同じく帝冠様式を採用した名古屋市役所本庁舎も視界に入ります。昭和8年(1933)に完成した名古屋市役所本庁舎は、同じく城郭風の屋根に鯱が載っているのがポイント。昭和の名建築をダブルで楽しんで。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒460-8501
名古屋市中区三の丸三丁目1番2号
- お問い合わせ
- 052-961-2111
アクセス方法access
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電車でのアクセス
◎地下鉄名城線「名古屋城(市役所)」駅より徒歩1分
◎名鉄瀬戸線「東大手」駅より徒歩5分
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車でのアクセス
名古屋駅より10分