名古屋市
笠寺観音(笠覆寺)(かさでらかんのん(りゅうふくじ))
尾張四観音として信仰を寄せられる寺院
笠覆寺は笠寺観音という名前でもよく知られている古寺です。
龍泉寺や荒子観音、甚目寺などと並んで、徳川家康公が名古屋城築城にあたって鬼門の方角にある寺院を鎮護とした尾張四観音の一つに数えられています。創建は天平5年(733年)という古寺で、地域の人から厚い信仰を集めています。
玉照姫の伝説に思いを馳せて
笠覆寺というのは「笠で覆う寺」の意。その昔、ある女性が観音像にお祈りを続けていました。ある日、雨ざらしでびしょ濡れになっていた観音様を見た女性は、思わず自分がかぶっていた笠をかぶせます。ちょうどそこに男性が通りかかりました。彼こそが京からやってきた青年貴族・藤原兼平公。見初められた女性は京に召され、兼平公と結ばれて「玉照姫」と呼ばれるようになりました。のちに夫婦は出会いのきっかけとなった観音様に感謝してお堂を建て、笠をかぶせた観音さまをお祀りしました。これが笠で覆う寺、すなわち笠覆寺という名がついたという伝説があります。
1000年以上続く縁結び
玉照姫・兼平公ご夫妻のご位牌は笠寺観音に安置されています。1000年の昔からご縁を結んできた観音さまとして、良縁を祈願される方が多く訪れています。年間を通じて、厄除けや四季の行事などさまざまな祭事が行われています。特に毎月6がつく日には境内で「六の市」が開催され、さまざまな露店が立ち並びます。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒457-0051
名古屋市南区笠寺町上新町83 - 営業日・時間
- 8:00~16:00(お札・お守りは授与、朱印の方)
- 駐車場
- [普通車]10台
[バス]2台(中型まで)
- トイレ
- 有り
- 定休日
- 無休
- お問い合わせ
- 052-821-1367(8:00~16:00)
バリアフリー情報
アクセス方法access
-
電車でのアクセス
名鉄「名古屋」駅から、名鉄「本笠寺」駅下車。徒歩3分
JR「名古屋」駅から、JR「笠寺」駅下車。徒歩20分 -
車でのアクセス
名古屋高速道路「笠寺出口」より5分