Column.24
名古屋一のにぎわいをつくる「金シャチ横丁」へGO!
尾張名古屋は城で持つ
名古屋人に「名古屋の観光名所は?」と聞けばほとんどの人が「名古屋城」と答えるのではないでしょうか。誰もが認める名古屋のシンボルであるにも関わらず、もともと名古屋城は「飲食店やおみやげを買う場所が少ない」という声も多く、滞在時間が短いのがネックでもありました。そこで名古屋城を盛り上げるために生まれたプロジェクト…それが「金シャチ横丁」構想です!
「金シャチ横丁」とは、江戸時代の城下町のにぎわいを再現する飲食施設。
正門と東門付近の2か所に飲食系の店舗が並びます。
■義直ゾーン
正門側にあるのが、「義直ゾーン」。尾張徳川家の初代藩主ですね。こちらは「伝統・正統」がテーマとなっており、昔ながらの江戸風情のある3棟の木造の長屋に、ひつまぶしやみそ煮込みうどんといった「なごやめし」を中心とする飲食店や土産もの店が12店入っています。
建物は約600年前の名古屋城築城当時に使われたという「木曽の木材」を同じように使った純木造の和風建築。白御影石を敷いた通路をはさみ、左右に白いしっくいの壁で瓦屋根の長屋になっています。店先のあんどんやのれんが城下町のにぎわいを、桜やイチョウの木が、四季ごとに変わる雰囲気を演出してくれます。素敵ですね!
■宗春ゾーン
東門側の施設は、「新風・変化」をテーマとした「宗春ゾーン」。派手好きで知られた宗春にちなんで現代的な造りとなっているのが特徴。金ぱくを貼ったソフトクリームや地元産の食材を使った創作料理の店など7つの店が入っています。大津通側や城側にテラス席のある店もあり、眺めは最高!
■ARで歴史絵巻を楽しもう!
楽しい仕掛けもありますよ。名古屋城や徳川の家紋、宗春のシルエット、山車(だし)などのイラストをデザインした外壁格子にスマホをかざしてみてください。
ほら!紙芝居風の映像が英語音声・日本語字幕で流れる仕掛けが(視聴にはARアプリのダウンロードが必要です)。
観光人力車もあります。
わぁ~名古屋城は、「金シャチ横丁」のオープンで、城ファンだけでなく観光として楽しめる場所へ様変わりしましたね!
本丸御殿に続き天守閣も再建されることが決まり、これからがますます楽しみな名古屋城。この施設ができることで伊勢のおかげ横丁のように、ゆっくりと名古屋城を楽しむことができるようになるでしょうね!
フォトギャラリー
Spot Overview
金シャチ横丁名古屋市
2018年3月に名古屋城下に誕生した大型飲食施設。定番・老舗のなごやめしが集結した「義直ゾーン」、気概あふれる新興の店舗が軒を連ねる「宗春ゾーン」、2つのエリアで名古屋の美味と共に歴史ロマンを堪能してください。