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犬山 DE 贅沢女子旅♪

Column.66

犬山 DE 贅沢女子旅♪

名古屋駅から電車で約30分。木曽川が流れる風光明媚な土地柄から「尾張の小京都」とよばれる犬山は、犬山城と茶室「如庵」という2つの国宝や、1300年続く「木曽川鵜飼」など、有形無形の歴史と文化が根付くまち。 城下町には最新のグルメが集まり、食べ歩きしながら散策できるエリアとしても今ホットなエリアです。そんな犬山を、ちょっぴり贅沢に堪能してきました♪

まずは犬山城下町で浴衣に着替えて、気分をアゲて行きましょう♪

犬山城下町

浴衣を持っていなくても大丈夫!
犬山には浴衣レンタル&着付けしてもらえるお店があり、草履やバッグも借りられるので手ぶらでOK!

<レンタルができるお店>※ 犬山市公式観光サイトより
●犬山日和・犬山日和 弐番館
【公式サイト】https://www.inuyamabiyori.com/
●犬山小町
【公式サイト】https://inuyama-kimono.jp/
●清華堂
【公式サイト】https://www.kimonoseikado.com/
●犬山結衣逸屋
【公式Instagram】https://www.instagram.com/yuiyayuiya70/

  • 桃太郎神社
  • 犬山城遊覧船
  • 犬山城下町人力車

少し肌寒さを感じるシーズンは、着物レンタルもおすすめです。
歩くだけでも楽しい城下町ですが、浴衣や着物を着て風景に溶け込めば気持ちもさらに高揚します♪

まず最初に向かったのは、天文6(1537)年に織田信長の叔父・織田信康が築いた「国宝犬山城」。

国宝犬山城

現存12天守(江戸時代以前に建設された天守が今も残っている12城)のうち5つが国宝に指定されていますが、その中で日本最古なのが犬山城です。
ちなみに犬山城は平成16(2004)年まで日本で唯一の個人(成瀬家)所有のお城でした。つい最近まで本物の城主がいたなんて驚きですね!

地下一階

 
地下2階から入るとすぐに急な階段があり、地下1階までは石垣の内部になります。
お城の中から石垣を見られるのはなんとも不思議な感覚。
この太い梁と石垣が400 年以上天守を支えてきたのですね。
狭くて急な階段は、敵の侵入を防ぐためとはいえ、浴衣の裾を踏まないように気をつけて!

  • 国宝犬山城
  • 国宝犬山城

最上階は一周ぐるりと周れる廻縁(まわりえん)になっていて、悠々と流れる木曽川や広大な濃尾平野など、360 度の大パノラマを堪能できます。肉眼で小牧山城・岐阜城、2つのお城が見られるのも贅沢ですね。
信長・秀吉・家康が奪い合った犬山城。多くの武将たちがこの景色を眺めていたと思うと、感慨深いですね。

国宝犬山城

城を後にする前にラムネを一杯!
ラムネと浴衣とお城・・・夏の女子を無敵にする組み合わせ(笑)

●犬山城
【所在地】犬山北古券65-2
【TEL】0568-61-0702
【浴衣特典】季節により浴衣(着物)姿の方は入場が割引になります
【Aichi Now:国宝犬山城】https://www.aichi now.jp/spots/detail/20/

お昼に予約している「木曽川鵜飼」の前にちょっと寄り道・・・
朱塗りの鳥居と、ハートの絵馬やおみくじがかわいらしい「三光稲荷神社」へ。

三光稲荷神社

三光稲荷神社は犬山城主・織田信康の保護を受けており、江戸時代以降は犬山城主・成瀬氏の守護神とされていたとか。

三光稲荷神社

今は、SNS 映えスポットとして、恋愛成就や復縁、彼氏が欲しい~!と願う女子たちに絶大な人気があります。
国宝犬山城への近道でもあるので、お城観光と併せて訪ねるのもいいですね♪

●三光稲荷神社
【所在地】犬山市犬山北古券41 1
【TEL】0568-61-0702
【Aichi Now:三光稲荷神社】https://www.aichi now.jp/spots/detail/1158/

お昼は、楽しみにしていた「木曽川鵜飼」へ。

木曽川鵜飼

鵜飼(うかい)は、鵜(う:カツオドリの仲間で大型の水鳥)を訓練し、鮎などの川魚を獲らせる1300年続く伝統漁法。
『古事記』や『日本書紀』にもその記述があり、戦国時代には信長が鵜匠の地位を与え、家康が好んで鑑賞したと言われています。

ところで、せっかく食べた魚を吐き出させるのはお気の毒・・・そう思うかもしれません。
しかし、鵜を操る漁師=鵜匠(うしょう)は、鵜の様子や繋いだ手縄の手応えを感じながら、魚を獲るとすぐに取り出し、無理や負担の少ない形で漁を行っているのだとか。
そして鵜飼で獲った魚は、ほとんど鵜にあげているそうです。病気になれば病院へ連れて行き、鵜飼ができなくなった鵜は最期まで面倒をみる・・・鵜を「漁の道具」としてではなく、「家族の一員」として大切に扱っているため、野生の何倍も長生きするのだそう。

木曽川鵜飼

現在、鵜飼は日本の11か所で行われていますが「昼」の鵜飼が堪能できるのはココ犬山だけ。犬山の鵜飼は観覧する屋形船と、鵜匠の乗った舟との距離が近いのが特徴です。
川面から見上げる国宝犬山城、船を思わせる軍艦岩、緑に覆われた鵜沼城址のある岩山、鵜匠の巧みな手縄さばきなど、鮮明に見られるのは昼の醍醐味。
人と鵜との信頼関係の上に成り立つ連携プレーは歴史絵巻さながらの光景で、とても意義深い時間を過ごすことができました。

●木曽川鵜飼 <昼鵜飼>
【所在地】犬山市犬山北白山平2番地先
【TEL】0568-61-2727
【期間】毎年6月1日~10月15日の月・金・土・日
【時間】12:30~13:50
   (船上食事付は、11:50~13:50)
【乗船料】大人3,000円・小人1,500円
    (船上食事付は、大人5,000円・小人3,600円)
【Aichi Now:木曽川鵜飼 遊覧】https://www.aichi-now.jp/spots/detail/68/

いろいろ回ったので、あとはホテルでのんびり過ごしましょう。
向かったのは、「ホテルインディゴ犬山有楽苑」。

ホテルインディゴ犬山有楽苑

竹林と枯山水があしらわれたアプローチを抜けエントランスの扉を開くと、まず目を奪われるのが国宝犬山城。
開放感あふれるロビーは、景色をさえぎらないように一段掘り下げてあり、大きな窓の向こうに広がる水盤や庭園が犬山城と一体となって、まさに絶景!風がない日は水盤に“逆さ城”が映し出されるそう。

ネイバーフッド(ホテル周辺)の土地と伝統に敬意を表し、それを最大限活かすのが「ホテルインディゴ」の特色とあって、ここ「ホテルインディゴ犬山有楽苑」でも随所に“犬山らしさ”がちりばめられていて、宝探しのように見つけるのも楽しいです♪

  • ホテルインディゴ犬山有楽苑
  • ホテルインディゴ犬山有楽苑

例えば、“レセプション”では、鵜飼のかがり火と船をイメージして、金襦袢や鵜匠の半被をそのまま使用したアートウォールや、国宝茶室「如庵」へのオマージュとして印象的な円窓がデザインされています。“ラウンジ”の一人掛け用ソファには着物からインスピレーションを得た生地が使われ、犬山祭りの賑やかさを表現。ソファ横には木曽川の鵜のぬいぐるみが飾られています。

ホテルインディゴ犬山有楽苑

 
“バー”の照明は犬山祭の車山をイメージしていて、とても幻想的です。
国宝茶室「如庵」の暦張り(衣服で擦れる壁を保護するための意匠)をモチーフにしたものや、2022年に藤井聡太王位の王位戦が開催されたことから将棋盤の展示も。
バーでいただけるシグネチャーカクテルは、織田有楽斎が現代に生きていたらどんなカクテルを飲むかをイメージしてつくられたものだそう。

ホテルインディゴ犬山有楽苑

茶室「如庵」を連想する棚のデザインが象徴的な“リゾートセンター”では、犬山観光やアクティビティの相談ができます。
犬山の伝統工芸品や一点物などが並ぶショップは、とてもスタイリッシュ!

  • ホテルインディゴ犬山有楽苑
  • ホテルインディゴ犬山有楽苑

“レストラン”は、犬山城城下町にある古民家がモチーフになっていて、照明は篝火の松明、天井は木曽川の流れをイメージ。
ホテルシェフこだわりのクリエイティブなお料理と、犬山の歴史・文化を盛り込んだ五感を刺激する食体験が堪能できます。朝食は和・洋のセットから選べ、セミビュッフェからも好きなものをいただけます。

  • ホテルインディゴ犬山有楽苑
  • ホテルインディゴ犬山有楽苑

国宝犬山城ビュー、木曽川ビュー、国宝茶室如庵ビューから選べる35㎡のプレミアムビューの客室は、全室バルコニーつき。
今回は犬山城ビューのお部屋をチョイス!犬山城と古地図から着想を得たアートウォール、犬山祭のからくりで使う組紐が巻かれたライト、如庵の斜め壁を意識したダミーの襖など、客室内も犬山モチーフがふんだんに。

バルコニーに出て、木曽川の風を感じ、犬山城を眺めれば、疲れも一気に吹き飛びます。

ホテルインディゴ犬山有楽苑

 
●ホテルインディゴ犬山有楽苑
【所在地】犬山市北古券103-1
【TEL】0568-61-2211
【時間】チェックイン15:00、チェックアウト11:00
【公式サイト】https://inuyama.hotelindigo.com/

翌日は、ホテルに隣接する「日本庭園 有楽苑」へ。

日本庭園 有楽苑

苑内にある「如庵」は、織田信長の実弟、織田有楽斎が元和4年(1618年)に京都の建仁寺に創建した茶室で、京都 妙喜庵の「待庵」、大徳寺 龍光院の「密庵」とともに「国宝茶席三名席」のひとつです。
「如庵」では、古暦を腰貼りにした「暦貼り」や竹を詰め打ちにした「有楽窓」など、随所に独創的な工夫が見られます。
「有楽窓」は、竹の隙間から入るわずかな光がプリズム効果で七色に見えることから「虹窓」の別名が。

日本庭園 有楽苑

ほかにも、重要文化財「旧正伝院書院」、古図により復元された「元庵」など見どころ満載です。
茶会のために建てられた「弘庵」では、犬山焼のお茶碗で一服(600 円・お菓子付)いただくことができますよ。
夏季限定の「冷抹茶」は、浮かぶ氷に涼を感じます。
手入れが行き届いた樹々や苔庭を眺めながら、戦乱の世から天下泰平な江戸時代へ、武将から茶人へと生き抜いた有楽斎の生涯に想いを馳せるのも一興かもしれません。

門で四角く切り取られた小径と緑がまるで一幅の絵のように撮影できる「含翠門」も映えポイント!お見逃しなく!

日本庭園 有楽苑

 
●日本庭園 有楽苑 国宝茶室 如庵
【所在地】犬山市犬山御門先1
【TEL】0568-61-4608
【時間】9:30~17:00(最終入苑16:30)
【入苑料】大人1,200円、小人600円
【Aichi Now:有楽苑 国宝茶室 如庵)】https://www.aichi now.jp/spots/detail/179/

ランチは、犬山城下町にある「フレンチ奥村邸」へ。

フレンチ奥村邸

伝統と格式ある建物は、江戸時代に建てられた国の登録有形文化財「旧奥村邸」。
かつては呉服屋だった町屋造りの店内をリノベーションし、旧家ならではのレトロモダンな空間となっています。
金庫室を改装したテーブル席や、吹き抜けの部屋、中庭を眺めながら食事ができる部屋など多様な席があり、女子会、デート、結婚式や宴会、接待など、さまざまなシーンで利用できます。

  • フレンチ奥村邸
  • フレンチ奥村邸
  • フレンチ奥村邸
  • フレンチ奥村邸

お料理は、地物の旬な食材がふんだんに盛り込まれた本格フレンチ。厳選された四季の素材を五感で楽しめます。
築170年以上の趣のある建物で、緑溢れるお庭を眺めながら、お箸でいただく至福の一皿。優雅で贅沢な時間を味わうことができました♪

フレンチ奥村邸

 
●フレンチ奥村邸
【所在地】犬山市犬山東古券395
【TEL】0568-65-2447
【時間】11:00~22:00(LO.21:00)
【公式サイト】https://www.okumuratei.jp/

「フレンチ奥村邸」がある犬山城下町は、老舗と話題のお店が混在し、町歩き 食べ歩きが楽しいまち。
電柱がないのも、趣を感じられるポイントです♪
「博物館明治村(明治建築を展示する野外博物館)」や「リトルワールド(世界の民族文化を紹介する野外民族博物館)」も犬山駅からバスで20分の距離なので、ぜひ足を延ばしてみてくださいね♪


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