(東海道)赤坂宿場資料室・よらまいかん・大橋屋(とうかいどう あかさかじゅくばしりょうしつ よらまいかん おおはしや)
旧東海道の宿場町の様子が多面的に伝わってくる
東海道五十三次の中で、赤坂宿は江戸から36番目の宿。当初赤坂・御油宿は一宿として扱われていたと言われています。
その後「下りは藤川から(赤坂を飛ばし)御油まで通し、上りは吉田から(御油を飛ばし)赤坂宿まで」と定められ、上りと下りで使い分けられていた時期もあったようです。
「夏の月御油より出でて赤坂や」
この句は、松尾芭蕉が夏の夜の短さと、わずか16町(両宿問屋間)と近接する赤坂と御油間の距離の短さを詠んだもので、関川神社境内に句碑が建てられています。
歴史や文化、自然などを紹介する資料館「赤坂宿場資料室」
旧東海道「赤坂宿」の歴史をはじめ、豊川市音羽地区の歴史や文化、自然などを紹介する資料館。中央には当時使われていた大名の駕籠が置かれ、その周りには赤坂宿を描いた浮世絵、幕府の法令や禁令を書き付けた高札、宿場に残っていた書簡のレプリカなどが展示されています。
明治時代の農村舞台を再現する「赤坂の舞台」で使われる歌舞伎の人形や、舞台に関する資料の展示も充実。
赤坂宿の佇まいを今に伝える旅籠大橋屋
大橋屋(旧旅籠鯉屋)は、江戸中期に創業したとされる建物で、安藤広重の「東海道五十三次・赤坂宿舎招婦図」のモデルとなっていたり、松尾芭蕉が宿泊して句を読んだともいわれています。
元の屋号を「伊右ェ門鯉屋」といい、市指定文化財にもなっています。
2015年に所有者の青木一洋さんから豊川市に寄附され、2017年~18年にかけて行われた改修修復工事により江戸時代の旅籠建物の姿が再現されました。
赤坂宿の旅籠をイメージして建てられた「よらまいかん」
2002年(平成14年)にオープンした公共の休憩施設。
赤坂宿の旅籠をイメージして建てられた趣のある建物は、当時の建築様式を再現しています。2階には赤坂宿を描いた浮世絵を展示されていて、宿場町として栄えた江戸時代の様子を観覧できます。トイレや駐車場もあり、建物の内外にはベンチが配されているので、観光や散策途中の休憩などに最適な空間です。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒441-0202
豊川市赤坂町西裏47-1 音羽生涯学習会館内(赤坂宿場資料室)
〒441-0202
豊川市赤坂町紅里140-1(よらまいかん)
〒441-0202
豊川市赤坂町紅里127-1(大橋屋)
※ アクセスマップは赤坂宿場資料室を指しています。 - 料金
- 無料
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください - 営業日・時間
- ◎9:00~17:00(赤坂宿場資料室)
◎10:00~16:00(大橋屋)
- トイレ
- 有り
- 定休日
- ◎毎週月曜日(祝日の場合は開館)
◎年末年始(12月29日~1月3日) - お問い合わせ
- ◎0533-80-1357(赤坂宿場資料室)
◎0533-56-2677(大橋屋) - 駐車場
- 有り
アクセス方法access
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電車でのアクセス
名鉄「名鉄名古屋」駅から「名電赤坂」駅下車。徒歩約10分
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車でのアクセス
東名高速道路「音羽蒲郡IC」から車で約5分